PFLのホームページの目玉になります。情熱インタビューのコーナーです。
このコーナーでは、情熱的人生を送っている方をお迎えして、情熱ライフコーチ・ジョニー稲垣がその方の情熱的人生を生きるエッセンスをお聞きし、みんなで学ぼうというコーナーです。
第一回目のゲストを、この「情熱的人生」の産みの親でもある、本田健さんにお願いしたところ、快く引き受けていただけました。
お忙しい中時間を取っていただき、二月下旬に東京都内の某ホテルのラウンジにてインタビューが行なわれました。インタビューの細かい雰囲気もみなさんにお伝えしたいので、PFLのWEBを担当してくれている川北さんにも同席して頂き、今後伝説になるインタビューが始まりました。
45分間のインタビューだったのですが、ものすごく濃いものになりました。
そこで、全部で三回に分けて皆さんにはお伝えしていきたいと思っています。
より、そのときの雰囲気を伝えるためにも、できるだけカットせずに掲載します。
せっかくなので、読まれた皆さんは是非とも感想を交流したいと思います。
お問い合わせフォームから感想やご意見をお待ちしています。
さて、本田健さんがホテルのエントランスの自動ドアを開けて、颯爽と現れました。その日のスタイルは少し光沢のある黒い長めのジャケット。笑顔でこちらにお越しになります。
軽いご挨拶の後、庭を眺めることができ、太陽の光が降り注ぐ席に着き、和やかに昨日の講演のお話や雑談。本田健さんグレープフルーツジュース、私は紅茶をお願いし、いよいよ始まりました。
それでは、存分にお楽しみ下さい。
稲垣: | それでは、よろしくお願いします。 |
本田: | はい、よろしくお願いします。 |
稲垣: | 情熱的人生という言葉を9月20日の本田健さんのセミナーで受け取ったんですけど、実はあのとき丁度トイレに行っていて、本田さんが何を説明されたのか分からかったのですが、帰ってきたら黒板に「情熱的人生」と大きく黒板に書いてあって、・・・。 |
本田: | 本当、いいタイミングだったんですね。 |
稲垣: | そう、いいタイミングですね。 |
稲垣: | 何か分からないのですが、最初は、この言葉が「なんとなくいいなあ」と言う印象しか最初は残っていなかったんですね。 そのセミナーが終わった後に、弟の家に行って、夜通しいろいろと弟と喋っていくうちに、次の日、寝て起きた時に、きっと僕は僕が体験したことも含めて、本田健さんが言っていることを受けて自分なりの方法でセミナーもやっていくだろうし、いろいろと広めていくんだということを受け取ったんですね。 |
本田: | すばらしいですね。 |
稲垣: | 9月20日のセミナーで、「受け取る」ということや「ポジティブノーゥイング」の話しをされましたよね。それも印象的で、次の日にそれを受け取ったと言う感覚があって、自分はこれから、良いホームページとか良い名刺とかいろんなものに助けられながら、自分もそういうことをやっていくんやなあと言うことを受け取ったというのがあります。 その時は、その後に1度セミナーを開きました。で、またその後に、何かやっぱり形としてほしいなあと思ったときに、「情熱的人生」という言葉がひゅーって浮上してきて |
本田: | おー! |
稲垣: | じゃあこれを英語にしてみたらということで、よく「VOLVO FOR LIFE」とかありますよね、そんな感じで「PassionForLife」にしようということで「PFL」というロゴでいってみようということで生まれたモノなんですね。 ホントに本田さんから頂いた情熱的人生と言う言葉なんです。 |
本田: | いやー、だからすばらしいですよ。キャッチとしてもすごくすばらしいなあと思って、だから、すごいセンスを感じますよ。 |
稲垣: | ありがとうございます。だから、あのときに本田さんが情熱的人生というのをどういう話しをしていたのかっていうのが気になっていて・・・。 |
本田: | 僕も覚えてないですからね。(一同笑) |
稲垣: | どっから出てきたのかっていうのが実は聞きたくて。 |
本田: | その時に何を話したのかは忘れましたが、情熱的人生っていう話しの時にね、今まで、億万長者の人をいろいろインタビューしたじゃないですか。情熱の無いっていう人に一人も会ったことがないんですよ。 表面的にねパワフルな人、あるいは淡々と語る人っていうスタイルの違いはあったとしても、やっぱり、中に持っているものとか、それはすごい情熱がある人なんですね。 一見クールかな?と思って触ってみたら「あっちっちー!」みたいな感じで、何か中に燃えている物がある。 どういう種類の情熱であれ、やっぱり、その人の中にある物が、その人を燃やし続けるし、周りに伝染していくんじゃないかなと思うんですよ。 |
稲垣: | 本田さん自体の情熱的人生ということを感じたのは自分がライフワークを生きるときだったと思うのですが・・・。 |
本田: | そうですね〜、さかのぼると27、28歳だったと思うんですけど、クリストファーのワークショップでビジョンを受け取るっていうワークがあったんです。 その時に、自分のビジョンは何だろうって考えて言ったときに、「そうか!」って、はっきりわかったことがあるんです。 それまでは、ビジョンっていうと、先生になるとか、コンサルタントになるとかカウンセラーになるとか、職業みたいなイメージだったんです。 そのとき、はっと気付いたのは、「僕は一生何をやったとしても情熱的に生きる!」っていう事だったんです。 それは仕事の時だけとかじゃなくて、朝起きてから夜寝るまで情熱的に自分のやりたいことを追いかけていくっていうのを中心にしようと思ったんですね。 だから仕事をやったら情熱的になるんじゃなくて、自分がどんな仕事を、例えばゴミ拾いでも、政治家でも、お金が儲かる儲からないに関わらず、とにかく真剣勝負で行こう、どんなものでも自分は情熱を燃やして生きたいっていう風に思ったんですよ。 それがきっかけですね。 |
稲垣: | なるほど。 |
稲垣: | 健さんの例えば情熱的人生を感じる瞬間って言うのはどんなときに感じますか? |
本田: | 例えばこういう瞬間もそうですよね。稲垣さんと会っているとはいえ、稲垣さんと川北さんと3人で会っているわけじゃないんですよ。 3人で会っているって事が、実は3万人とか30万人の人に影響を与えるっていうことにワクワクするんですよ。 昔はこの可能性は見えなかったので、ただただ、3人でいることが楽しかったのですが、そういうことではなくて、もちろん3人でいることも楽しいのでけど、その後ろに実は30万人の人がいて、 |
稲垣: | おーーー。 |
本田: | その人達の子どもはまだ、生まれてないわけですよ。 でも、この3人が出会うことによって、何て言うんでしょう?いろんなパズルの組み替え見たいなのが起きるわけですよ。 そういう化学反応というか、それで何かが増えるわけでもなく、減るわけでもないんだけど、お互いが触媒になって変化していくっていう「瞬間」が一番楽しいんですよ。 |
稲垣: | なるほどなるほど、ビジョンが見えてるって言うか、ビジョンが見えることが大きいわけですよね。 |
本田: | そうですね。で、自分が何かをすることとかがね、その人とか、その次に触れる人に、影響を与えていくっていうのがすばらしいと思うんですよ。 それは、今は分からなくても3年後に起きることかも知れないし、それの波紋の一つになりたいっていうふうに10年ぐらい前に思いましたね。 |
稲垣: | おー、10年前に思ったんですね。 |
本田: | その時に、でも、才能もないし、能力もないし、社会的に何かやっていたわけでもないし、一応会社は経営してましたけどね。 でも、何か、たいした物がとか、影響を与えるとか、もう「ぷーっ」みたいな感じだったですよ。だからそういう事じゃなくて、とにかく自分は情熱的に生きようという風に決めたんですね。 |
稲垣: | 決めたのが20代の後半ですね。それから紆余曲折いっぱいあったと思うんですが、 |
本田: | そうですねえ。ありましたねえ。 |
稲垣: | 情熱的人生を生きようと思いながらも、「やっぱりダメなんじゃないか」と思うときって多分あると思うんですね。それをどう乗り越えてきたんでしょう?そのコツみたいなのがありますか? |
本田: | まず、情熱はずっと続かないと言うことを分かっておくって言うことです。やっぱ波のようにあるもので、人間って一つのことをずっと続けられるわけではないので、自分の癖をまずどこまではっきり把握できるか、ということだと思うんです。 例えば、稲垣さんだったら人に会うのは情熱的でも、何かこういうのをまとめたりするときは急に眠たくなったりとかね。すると思うんですよ。 |
稲垣: | そうそう。(苦笑) |
本田: | そういうタイプだと自分が分かっていればこういう専門の誰か(例えば川北さんとか)にお願いすると言うことが出来るんですよね。 それと同じように、自分の波、ツキの波もそうですし、波をうまく管理できるかどうかですよ。例えばこの3年で何冊も本を書きましたけど、普通の作家って言うのは1冊がドーンと売れて2冊目以降はそれ以上売れないもんなんですよ。普通は。 私の本が、どうして売れ続けているかというと、自分の中で変化を起こし続けているから何ですね。その変化って言うのはまさしく情熱を続ける一つの鍵なんですけど、例えば男女関係でもたいてい結婚前が一番ピークでその直後ぐらいまでかな、そこから段々下り坂になっていく。 もしずっとピークでいたければ、変化して行かなくちゃダメなんですよ。お互いが。 新しい側面の自分を見いだすとか、相手の新しい面を味わうとか、そういうような事ですよね。例えば同じライフワークをサポートすると言うことに関しても、例えば最初はお金と幸せという切り口で本を書いて、でそれからライフワークという切り口で本を書いて、億万長者の調査をするという切り口で書いて、で、今は億万長者とか幸せな人がどうやって人生を切り抜けてきたのかっていう話しをして、いずれにしても、自分の中で興味の範囲を若干変えながら一番面白そうな物、一番ワクワクする物につながっているんです。 情熱を感じられなくなったら、自分の中にある自分のワクワクするものにうまくつながるって言うことをしないと段々情熱って冷めますよね。 |
稲垣: | 聞いていると、やっぱり戦略的な(IQ的な)部分も必要と言うことですよね。 |
本田: | もちろん。 |
稲垣: | 自分を知った上で、そういう自分に気づいて、じゃあ、今何をするとワクワクするのかっていうところに結びつくと。そういうのが必要になってくるんですね。 |
本田: | そうですね。それは自分を動機づけるとか、他人を動機づける心理学のテクニックでもあるんですけど。 自分の中のどの部分が一番ワクワクするのかということが分かっておかないと自分が動かせないわけですよ。 例えば、自分は何か大きなビジョンを見たりするのは好きなんですけど、行動するのは結構面倒くさいタイプなんですよ。 だからどんどん会社を大きくしたりとか、仕掛けたりするのはあまりワクワクしないんですね。そういうのはそういうのが得意な人にどんどん任せて、うちのオフィスで言うと大浦浩は、戦略コンサルタントですからそういうのをバッチし作ってくれるわけですよ。 で、それに基づいて、じゃあ、これ、誰に任せばいいんだろう?こういう人がいる、ああいう人がいるよっていってWEBがスタートし、ほかのこともスタートしってたというわけなんです。 やはり自分が一番得意なこと、一番ワクワク出来ることにフォーカスし続けないと情熱というのはやっぱり |
稲垣: | 消えていくという |
本田: | はい。そうですね。 |
稲垣: | 自分もまだ仕事をやりながらで、ライフワークをやっていくって言うときは、どんどん消えていくんですね。 短い間にやっていても情熱が消えていくんですよね。短い間でライフワークをやってもやりたいことがいっぱいあって疲れてくるんですね。 その辺のマネジメントが全然出来なかったんですけど、本田さんは会計事務所をやっているときもライフワークを感じたっていうのがありましたよね。 仕事の中でもライフワークを感じるということを本田さんはおっしゃっていましたよね。あれがまさにそうだよなあと思っていました。 仕事に感じるのでなく、自分のあり方がライフワークなんだと言うことが何となく自分は分かってきまして、だから何をやっていても自分がそれを思えばライフワークを感じるんだということかなあと思いました。 |
本田: | そうですね。で、最近感じるのは、一番のコツは、自分の中でワクワクしたり、希望を感じなければ、人は感じることは出来ないということです。 だから、例えば会計やってても役所勤めでも学生でも、何か周りに何かを感じさせるような人間になれるかどうかだと思いますよ。 誰かと会ってて、何か将来が良くなってきそうな、これをきっかけに何か急にうまくいきそうな感じがする人っていると思うんです。 そういう人に出会って、自分もそういうメンターの人たちみたいになりたいなあって思うことです。その人と会ってるだけでね、収入が一桁上がったような気持ちになる、そんな人にどんどん出会うことです。 私も若い頃、出会いをきっかけに、急に運がよくなりそうな感じがしました。自分も会計とかそんな地味な仕事をやりながらも、いつかはそうなりたいって思ったんです。 本を書くときも、読んだ人が、それをきっかけに暗い闇からポンと脱出できるとかね、思いながら書いているんです。 |
ここまでが第1回です。
いかがでしたか?このインタビューを見て、皆さんは何を感じられたでしょうか?
何を受け取られたでしょうか?
感じたままで結構です。まとまっていなくて結構です。
今の気持ちを是非、BBS か メールフォーム からお寄せください。
みんなで交流していきたいと思います。
心よりお待ちしております。
では、次回は、いよいよ本題に入ります。お楽しみにお待ちください。